• 本

魔眼の匣の殺人

出版社名 東京創元社
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-488-02796-4
4-488-02796-2
税込価格 1,836円
頁数・縦 333P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 超常現象×ミステリ 衝撃の傑作!

     葉村譲と剣崎比留子。紫湛荘での事件を経た二人は、オカルトネタを扱う雑誌『月間アトランティス』に載っていた記事を切っ掛けに、W県にある好見と呼ばれる地区へと赴く。葉村たちは、そこの住人達が『魔眼の匣』と呼ぶ住処で暮らす予言者、サキミから《「十一月最後の二日間に、真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ」》と告げられ、そしてその予言が真実であるかのように『魔眼の匣』にいた一人が命を落とし……。
     ミステリとしては異常としか思えないような設定を用いながら、どこまでも歪むことなく王道を往く。2017年ミステリ界最大の衝撃と言っても過言ではない前作『屍人荘の殺人』の続編である本書は、設定のインパクトだけで比較すれば前作のほうが上かもしれませんが、超常現象とミステリとの兼ね合い、謎解きの面白さは決して劣らないどころか、雰囲気のある舞台の魅力なども相まって個人的には前作よりも好きでした。終盤、あまりの目まぐるしい展開に「ありえない!」と思いながらも、終わってみれば腑に落ちる感覚を抱いていました。ミステリを好きになりはじめた頃の、あの興奮が蘇ってきて、嬉しくなりました。

    (2019年3月5日)

商品内容

要旨

「あと二日で四人死ぬ」閉ざされた“匣”の中で告げられた死の予言は成就するのか。『屍人荘の殺人』待望のシリーズ第2弾!!

おすすめコメント

あと二日で、四人死ぬ――ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾!その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。

著者紹介

今村 昌弘 (イマムラ マサヒロ)  
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!2018年版』、“週刊文春”2017年ミステリーベスト10、『2018本格ミステリ・ベスト10』で1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞“小説部門”を受賞、第15回本屋大賞3位に選ばれるなど、高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)