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移ろう形象と越境する芸術 小林頼子先生退職記念論文集

出版社名 八坂書房
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-89694-258-3
4-89694-258-2
税込価格 5,280円
頁数・縦 472,19P 図版13P 22cm

商品内容

目次

第1部 移ろう形象とつながる世界(つながる世界―世界、世俗世界、超世俗世界
文化的事物のメタモルフォーシス―近世グローバル時代の美術の往来
西洋美術の伝播と東インド会社が果たした仲介的役割
福沢諭吉旧蔵の硯箱に見られるメダイヨン文と異国趣味―玉楮象谷と藤川蘭斎の蒟醤をめぐって福島 豊かな地への想い―ある女性の人生の物語りを通して)
第2部 フランドル・オランダの視覚芸術の世界(フィリップ善良公の祈祷者像―初期ネーデルラント美術における聖俗・公私の交錯
オランダ黄金時代の家―ステンドグラスからみる日常生活
値のないものに値をつける―オランダ十七世紀の画家たちは作品の売値をどのように決めたのか
ヘリット・ダウ“糸を巻き戻す老女”―十八世紀パリ絵画市場における十七世紀オランダ風俗画と複製画
ViewPaintフェルメール“牛乳を注ぐ女”制作録―凸版印刷が進める「デジタル文化財」の一環として)
第3部 イメージをめぐる場と変奏(フィリッポ・リッピの矩形パーラ型祭壇画の展開
初期印刷本の装飾方法―一四五九年マインツ出版『聖務の理論』を例に
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「変奏」―“イレネに介抱される聖セバスティアヌス”を中心に
昭和初期の銃後の男物衣装の戦争柄に関する一考察
高倉健のスタア性―“単騎、千里を走る。”の撮影現場より)

著者紹介

青野 純子 (アオノ ジュンコ)  
1972年生。九州大学准教授。慶應義塾大学大学院修士課程修了、東北大学大学院博士課程満期修了、アムステルダム大学博士号取得
今井 澄子 (イマイ スミコ)  
1975年生。大阪大谷大学准教授。慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。博士(美学)
望月 典子 (モチズキ ノリコ)  
慶應義塾大学文学部教授。パリ第一大学DEA課程修了、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了、博士(美学)
望月 みや (モチズキ ミヤ)  
ニューヨーク大学美術史研究所/同大学アブ・ダビ校准教授。東京に生まれ、まもなく両親とともに渡米。バザール・カレッジ学士、イェール大学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)