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在日朝鮮人とハンセン病

出版社名 クレイン
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-906681-52-5
4-906681-52-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 304P 19cm

商品内容

要旨

朝鮮人ハンセン病患者は、どのような経緯で発病し、どのように遇され、いかなる生を、ここ日本の地で送ってきたのか。また送っているのか。そして、送ってこれなかったのか。在日朝鮮人ハンセン病患者が辿ってきた道のりと生き様を、在日三世の著者が、各地の療養所を訪れ、そこで暮らす朝鮮人患者への聞き書きと、朝鮮人患者団体や各療養所で発行されている機関紙・誌などの記録を通して、明らかにし、彼ら彼女らの歴史と現在を浮き彫りにする。各療養所の年報を丹念に調べあげ、各年度の朝鮮人入所者数を資料としてまとめている。

目次

1 ハンセン病対策と朝鮮人(戦前日本の「癩対策」と朝鮮人
戦後日本のハンセン病対策と朝鮮人
在日朝鮮人、韓国人ハンゼン氏病患者同盟結成と年金闘争
南北分断と朝鮮人入所者)
2 療養所という場所で(療養所に生きる
それぞれの個人史
望郷の思い)

著者紹介

金 貴粉 (キン キブン)  
北海道函館市生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科美術教育専攻修了。現在、国立ハンセン病資料館学芸員、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、津田塾大学非常勤講師。在日朝鮮人ハンセン病回復者の歴史、朝鮮書芸史を主な研究テーマとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)