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月読 自選作品集

文春文庫 や70−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-16-791270-3
4-16-791270-8
税込価格 858円
頁数・縦 262P 16cm

商品内容

要旨

気高く美しい姉・アマテラスを崇め奉り、弟のスサノオと競うように全身全霊で仕えるツキノオ。不浄なものを忌み嫌い、強烈に姉を思慕するあまり運命の歯車が狂いだす。苦しみ悶えし者たちの、美しくもおぞましい6篇に加え、愛猫・コバンとの日常を綴った「小判日記」も初収録。トラウマ漫画の決定版第2弾!

出版社・メーカーコメント

古事記、日本書紀に記された古代日本の神話とギリシャ神話をモチーフにした作品からなる短編集。表題作の「月読」は、実の姉であるアマテラスへの強烈な思慕を持て余すツキノオの苦悩と葛藤。聖なる女神であり、アマテラスをめぐり、弟のツキノオとスサノオが争う。少年ストーカーが不気味な「蛭子」(ひるこ)、ロリータコンプレックスを刺激される少女を描いた「蛇比礼」(へみのひれ)は肌に張り付く湿り気と爬虫類を思わせる毒気が漂う不気味な作品。山岸凉子にしか描けない異形愛の世界が広がる。「木花佐久夜毘売」(このはなさくやひめ)は、収録作の中で唯一ハッピーエンドの作品。姉の呪縛にとらわれて生きてきた女子高生が持つ劣等感と悲哀が描かれており、長年読者から支持されている山岸作品のひとつです。震災後に福島県浪江町から引き取った猫のコバンとの日常を綴った「コバン日記」を収録。解説は、長年の山岸ファンでもある桐野夏生さん。ファン納得の深読み解説は、さすが桐野夏生さんです。

著者紹介

山岸 凉子 (ヤマギシ リョウコ)  
北海道札幌市生まれ。1969年「レフトアンドライト」でデビュー。後に「花の24年組」と言われる漫画家のひとりとなる。1983年「日出処の天子」で第7回講談社漫画賞、2007年「舞姫テレプシコーラ」で第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)