• 本

孤独という道づれ

出版社名 幻冬舎
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-344-03461-7
4-344-03461-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 235P 20cm

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要旨

1950年代に映画『君の名は』のヒロインとして国民的人気を博した後に24歳で結婚のため渡仏。41歳で離婚してからは日仏を行き来しながら多彩な活動を続ける女優・作家の岸惠子さん。紛争地を取材するなどジャーナリスティックな活動でも知られ、その生き方、考え方は世代を超えて注目される。本書は、出版時86歳の岸惠子さんが、60年以上にわたる人生の苦楽を経てたどり着いた境地を、身辺雑記も含め綴ったエッセイ集。過去も、孤独と苦労も「たからもの」と語る岸さん。人生における「偶然」や「孤独」の意味を、数奇な運命を乗り越えてきた経験から浮かび上がらせている。岸惠子さんの女優としての代表作には『君の名は』3部作の他、『細雪』『かあちゃん』『たそがれ清兵衛』など。作家としては『巴里の空はあかね雲』『ベラルーシの林檎』『わりなき恋』『愛のかたち』などの著書がある。離婚後も一人娘や孫とともにフランスで暮らすが、2000年から日本を拠点に活動。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年07月19日]

商品内容

要旨

日本とフランスを行き来した、60年の苦や楽や、三度の別れで気がついた、孤独という宝もの。晩年の物忘れも、うっかり転んだ骨折も、当世流行りのアポ電も、おどけとハッタリで描ききる16編の会心エッセイ集!

目次

初めての小説
落ちてきた青い封筒
わたしの物語
親しい仲にもスキャンダル
一人舞台と、ブタペストから来た友人
下品力
八十五歳の、見栄とはったり
マネージャーのメモ
カード詐欺、勝負処はドジと勘
顔に流れる川
装い
言葉
嗚呼、法律!わたしの「独立記念日」
孤独という道づれ

著者紹介

岸 惠子 (キシ ケイコ)  
横浜市出身。女優、作家。『亡命記』(アジア映画祭主演女優賞)、『おとうと』(ブルーリボン賞主演女優賞)、『かあちゃん』(日本アカデミー賞最優秀主演女優賞)など数多くの名作に出演。24歳の時、結婚のため渡仏。四十数年のパリ暮らしの後、現在はベースを日本に移しながら、フランスと日本を往復して活動の場を広げている。海外での豊富な経験を生かして作家、ジャーナリストとしても活躍。1983年『巴里の空はあかね雲』で日本文芸大賞エッセイ賞、94年『ベラルーシの林檎』で日本エッセイストクラブ賞、2017年菊池寛賞を受賞。11年フランス共和国政府より芸術文化勲章コマンドールを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)