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キャッシュレス国家 「中国新経済」の光と影

文春新書 1213

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-16-661213-0
4-16-661213-1
税込価格 935円
頁数・縦 234P 18cm

商品内容

要旨

いま日本では国をあげてキャッシュレス化を推進しているが、そのはるか先をいくのが中国だ。モバイル決済が普及し、それを前提とした新ビジネスが続々と誕生。しかも、その利用履歴が国民の統治制度に組み込まれつつある。壮大な社会実験に取り組む中国の現状を詳細に紹介する。

目次

第1章 「中国新経済」の二大プラットフォーマー(決済を制する者が、「中国新経済」を制す
スマホの登場が勢力図を変えた)
第2章 これが「中国新経済」のエコシステムだ(「買う」―ネットからリアル店舗へ急拡大
「食べる」―拡大するデリバリー・サービス
「移動する」―新サービスの誕生で快適に
「遊ぶ」―広がる余暇の過ごし方)
第3章 「中国新経済」はなぜ発展したのか(中国政府が目指すイノベーション駆動型の経済成長
イノベーションで社会問題を解決する)
第4章 「中国新経済」を支える信用システム(「信用スコア」がもたらす様々な特典
社会統治に組み込まれる「新経済」)
第5章 「中国新経済」のゆくえ―日本はどう向き合うか(「中国新経済」の影
キャッシュレスのメリットとデメリット
規制される「新経済」
日本の商機をさぐる)

おすすめコメント

キャッシュレスでは日本の先を行く中国。ほとんどの支払いがスマホで済む社会を詳しく紹介した上で、利便性の影にある問題を指摘する。

著者紹介

西村 友作 (ニシムラ ユウサク)  
1974年、熊本県生まれ。対外経済貿易大学国際経済研究院教授。専門は中国経済・金融。2002年より北京在住。2010年に中国の経済金融系重点大学である対外経済貿易大学で経済学博士号を取得し、同大学で日本人初の専任講師として採用される。同大副教授を経て、2018年より現職。日本銀行北京事務所の客員研究員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)