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神社の古代史

ちくま学芸文庫 オ27−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-480-09913-6
4-480-09913-1
税込価格 1,430円
頁数・縦 276P 15cm

商品内容

要旨

古代の人々の生活や信仰、祭りの中から神社は各地で発生した。では彼らはどのような神々を祀ってきたのだろうか。明治以降の国家神道の影響を受ける以前の“祭祀の原像”を求めて、主要な神社の成り立ちや特徴を解説する。取り上げられる神社は大神(おおみわ)神社、伊勢神宮、宗像大社、住吉大社、石上(いそのかみ)神宮、鹿島神宮、香取神宮などで、それらは大和王権の国家運営が進むに従い、それぞれに役割を付与され性格づけられて、律令体制下の神社制度として確立していくことになった。日本古代史における神社の起源と変遷をていねいに辿り、その存在意義を考察する。

目次

第1章 日本の神と社
第2章 三輪王権の神体山“大神神社”
第3章 大王の守護神“伊勢神宮”
第4章 航海と外征の神“宗像と住吉”
第5章 王権の軍神“石上神宮”
第6章 東国の鎮守“鹿島・香取神宮”
第7章 古代の氏神の祭り
第8章 神祇官の祭り―西院の神々と御巫の奉仕
第9章 祈年班幣と国司の神祭り―律令国家の神社支配

著者紹介

岡田 精司 (オカダ セイシ)  
1929年、東京生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。立命館大学助教授を経て、三重大学教授を務める。「古代王権の祭祀と神話」で大阪市立大学文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)