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百年の批評 近代をいかに相続するか

出版社名 青土社
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-7917-7167-7
4-7917-7167-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 354,12P 19cm

商品内容

要旨

「日本は近代のテスターである」というテーゼを掲げて、オリジナルな平成文学論から、鋭角的な少国民世代論・物語論までを一挙展開。著者10年の仕事を精選し、百年の日本を展望する「近代の相続」論。

目次

はじめに―近代をテストする
第1部 縦に読む(漱石におけるアポリア―夢・妹・子供
文学史における安吾
文明と失踪―丸谷才一の両面性 ほか)
第2部 横に読む(建築の視霊者―磯崎新『建築の解体』論
日本を転位する眼―山崎正和論
分身の力―大江健三郎論 ほか)
第3部 点で読む(ミシェル・ウエルベック『地図と領土』
ミシェル・ウエルベック『服従』
沼田真佑『影裏』 ほか)

著者紹介

福嶋 亮大 (フクシマ リョウタ)  
1981年、京都市生まれ。文芸評論家。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学文学部准教授。2014年に『復興文化論』(青土社)でサントリー学芸賞、2017年に『厄介な遺産』(青土社)でやまなし文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)