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富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

ブルーバックス B−2094

出版社名 講談社
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-06-516043-5
4-06-516043-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

「3・11」以降の日本列島は、「大地変動の時代」に突入してしまった。富士山にも、火山学者たちが密かにおそれる、ある重大な「異変」が起こった可能性が高い。2030年代に高い確率で発生する、南海トラフ巨大地震の衝撃が加われば、300年間蓄積したマグマが一気に噴き出しかねない。火山学の第一人者による、渾身の予測と提言。

目次

第1部 富士山噴火で起こること(火山灰―都市を麻痺させるガラスのかけら
溶岩流―断ち切られる日本の大動脈
噴石と火山弾―登山者を突然襲う重爆撃
火砕流と火砕サージ―山麓を焼き尽くす高速の熱雲
泥流―数十年間も続く氾濫と破壊)
第2部 南海トラフと富士山噴火(地理と歴史からみた富士山噴火
「3・11」は日本列島をどう変えたか
南海トラフ巨大地震との連動はあるか
山体崩壊のおそるべきリスク
富士山の噴火予知はどこまで可能か
活火山の大いなる「恵み」)

おすすめコメント

あの3・11以降、富士山は「必ず噴火する山」に変貌した。そのとき、何が起きるのか? 南海トラフ巨大地震との連動はあるのか?

著者紹介

鎌田 浩毅 (カマタ ヒロキ)  
1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長等を歴任。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。科学啓発に熱心な「科学の伝道師」としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)