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中世日本を生きる 遍歴漂浪の人びと

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-642-08351-5
4-642-08351-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 212P 20cm

商品内容

要旨

中世前期、耕地は不安定で農民も武士も土地に根を張れなかった。底辺に生きる非人や遍歴する芸能民。襲いかかる災害・飢饉・病など、厳しい環境のなかで人びとはどのように生き抜いたのか。中世の社会史を読み解く。

目次

1 生きる基盤の弱さ―前期中世社会の停滞性
2 山の民―杣工がつくる荘園の村
3 黒田荘の悪党大江氏
4 中世の民間武装民・悪党
5 「長者」長田忠致について
6 都市民の病と生活
7 中世のコトバの重み

おすすめコメント

中世前期は生産力が乏しく、耕地は不安定で、人びとは農業だけでは自立できなかった。武士もまた土地に根を張れず、交易に従事したり、中央権力に対抗して悪党となるものもいた。底辺に生きる非人や遍歴する芸能民たち。人災にもよる災害・飢饉、襲いかかる病など、厳しい環境のなかで人びとはどのようにして生き抜いたのか。中世の社会史を読み解く。

著者紹介

新井 孝重 (アライ タカシゲ)  
1950年埼玉県に生まれる。1973年早稲田大学第一文学部卒業。1983年同大学大学院博士課程修了。2001年博士(文学)学位取得。獨協中学高等学校教諭を経て、獨協大学経済学部教授(担当科目日本社会史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)