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『こころ』異聞 書かれなかった遺言

出版社名 岩波書店
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-00-022967-8
4-00-022967-2
税込価格 2,530円
頁数・縦 239P 20cm

商品内容

要旨

日本近代小説の中でも、もっとも読まれている作品『こころ』ではあるが、人によって読み方はまったく異なるだろう。漱石がテキストの中にちりばめた様々なイメージを丹念に拾ってゆくと、思いもかけなかった謎が浮かび上がってくる。これまで誰も気がつかなかった、全く新しいテキストの読み解き。

目次

小説誕生前夜
沈黙する主人公
「私」は、いつ語り始めたのか
邂逅への衝動
墓石に刻まれた暗号
恐怖と畏怖
罪と恋
思想家の自信
「将来」を感じる
最初の手紙
先生の故郷
一点の燈火
〓の予告
兄の叱責
人生の暗示
亡き者からの促し
記憶を生きる
花と愛
聖なる愛
直覚の人
自分を破壊しつつ進む者
求道者の恋
道化の出現
取り違えられた覚悟
怠惰という裏切り
黒い光
空白の時間
生の誇り
庇護者の誤認

おすすめコメント

「こころ」という小説は,「私」がいつ,だれに向けて書いた作品なのか。日本近代小説の中で最も読まれているテキストの中の古今東西の様々なイメージを丹念に拾い上げ,浮かび上がってくる「こころ」の謎を読み解く

著者紹介

若松 英輔 (ワカマツ エイスケ)  
1968年新潟県生まれ。批評家・随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「越知保夫とその時代 求道の文学」にて三田文学新人賞、『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会、2015)にて西脇順三郎学術賞、『詩集 見えない涙』(亜紀書房、2017)にて詩歌文学館賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋、2017)にて角川財団学芸賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)