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ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想

星海社新書 153

出版社名 星海社
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-06-516014-5
4-06-516014-6
税込価格 1,056円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

「新反動主義」あるいは「暗黒啓蒙」と呼ばれる、リベラルな価値観に否を突きつける暗く新たな思想潮流は、現代において陰に陽に存在感を示しつつある。本書では、その捉えがたい核心に三人の重要人物から迫っていく―ピーター・ティール、カーティス・ヤーヴィン、そしてニック・ランド。とりわけ哲学者ランドの思想に分け入ることが、本書のさらなる目論見である。ランドと、彼が率いた研究グループCCRUの影響圏は、「加速主義」「思弁的実在論」など近年の思想動向から、多様な領域における文化的プレイヤー、「ヴェイパーウェイヴ」のような文化現象にまで広範に及ぶ。

目次

1 ピーター・ティール(ピーター・ティールとは誰か
ルネ・ジラールへの師事 ほか)
2 暗黒啓蒙(リバタリアニズムとは何か
「自由」と「民主主義」は両立しない ほか)
3 ニック・ランド(啓蒙のパラドックス
ドゥルーズ&ガタリへの傾倒 ほか)
4 加速主義(加速主義とは何か
左派加速主義とマーク・フィッシャー ほか)

おすすめコメント

ダークな思想が、現代社会に浸透している。新反動主義とニック・ランドを起点に、最注目の書き手が世界の暗部を縦横に抉り出す快著!