• 本

大麻(あさ)

地域資源を活かす生活工芸双書

出版社名 農山漁村文化協会
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-540-17114-7
4-540-17114-3
税込価格 3,300円
頁数・縦 143P 26cm

商品内容

要旨

本書は、大麻の植物としての特徴、薬物問題と大麻栽培の現状、これまでの日本での大麻利用の歴史を概観します。戦前までの日本各地で栽培・利用されていた歴史を20道県にわたって掘り起こし、栃木県の野州麻の栽培を詳述したあと、大麻の繊維、麻幹(皮を剥いだ大麻の木質部)などの利用をまとめています。忘れられようとしている、日本列島に住む人間の日常生活にかつては恩恵をもたらしていた植物資源大麻に光を当てます。

目次

1章 植物としての大麻(植物としての特徴
日本における産業用大麻の普及のための品種問題―栃木県でのアサの品種開発)
2章 利用の歴史(アサの利用特性
麻利用の歴史 ほか)
3章 各地の麻栽培(日本一のアサの生産地―栃木県(野州麻)
屯田兵の生活を支えたアサ栽培―北海道 ほか)
4章 アサを栽培する(栽培適地
栃木県での栽培)
5章 部位別の利用法(大麻の茎を利用する―精麻・皮麻・麻垢・麻幹
精麻・皮麻―茎の靱皮繊維)