• 本

国家の統計破壊

インターナショナル新書 038

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-7976-8038-6
4-7976-8038-5
税込価格 886円
頁数・縦 217P 18cm

商品内容

要旨

第二次安倍政権の発足以降、わかっているだけでも53件の統計手法が見直され、そのうち38件がGDPに影響している。賃金や消費などの国家の基幹統計は、国民生活と密接に結びついたものである。厚労省や内閣府などが手法を変更し、かさ上げした数字では連続性がなく、もはや統計の意味をなさない。これは「統計破壊」と呼ぶべき異常事態である。この問題をいち早く追及し国会でも公述した著者が、公的データをもとに統計破壊の実態を暴く。

目次

第1章 「賃金21年ぶりの伸び率」という大ウソ
第2章 隠れた「かさ上げ」
第3章 隠される真の実質賃金伸び率
第4章 「かさ上げ」の真の原因
第5章 誰が数字をいじらせたのか
第6章 「ソノタノミクス」でGDPかさ上げ
第7章 安倍総理の自慢を徹底的に論破する
第8章 どうしてこんなにやりたい放題になるのか

おすすめコメント

国家の基幹統計が都合よく歪められようとしている。現在、新聞・テレビなどのメディアで話題となっている「毎月勤労統計」の不正調査問題は、氷山の一角でしかない。安倍政権の発足以降、わかっているだけでも53件の統計手法が見直され、そのうち38件がGDPに影響を及ぼしている。賃金や消費などの基幹統計は、国民生活と密接に結びついたものである。手法の変更によりかさ上げされた数字では客観性がまったくなく、もはや統計の意味をなさない。これは「統計破壊」と呼ぶべき異常事態である。アベノミクスの失敗を覆い隠すような統計破壊は、なぜ・どのように行われたのか。この問題をいち早く追及し国会でも陳述した著者が、公的データをもとに統計破壊の実態を暴く。 (目次より抜粋)第1章 「賃金21年ぶりの伸び率」という大ウソ賃金の異常な伸び/統計委員会も「実態を表していない」と認める ほか 第2章 隠れた「かさ上げ」無断で3分の1抽出&こっそり復元/戦後最悪の実質消費停滞 ほか 第3章 隠される真の実質賃金伸び率野党合同ヒアリングでの攻防/公述人として国会に立つ ほか 第4章 「かさ上げ」の真の原因常用労働者の定義を変更して「日雇外し」/日雇外しでどれくらい平均賃金が上がるのか ほか 第5章 誰が数字をいじらせた専門家の結論を官邸が捻じ曲げる/麻生財務大臣の「鶴の一声」 ほか 第6章 「ソノタノミクス」でGDPかさ上げアベノミクスがもたらした悲惨な「結果」/GDP改定でアベノミクス以降のみ「異常なかさ上げ」/家計消費の衝撃的かさ上げ/家計調査も実は水増し ほか 第7章 安倍総理の自慢を徹底的に論破する総雇用者所得/就業者数/失業率と有効求人倍率 ほか 第8章 どうしてこんなにやりたい放題になるのか野党は賃上げを争点に/残業代支払い逃れの制度を廃止せよ ほか ●プロフィール明石順平(あかし じゅんぺい)弁護士。1984年、和歌山県生まれ、栃木県育ち。東京都立大学法学部、法政大学法科大学院を卒業。主に労働事件、消費者被害事件を担当。ブラック企業被害対策弁護団所属。著書に、客観的なデータを用いてアベノミクスの失敗や日本財政の問題点を指摘した『アベノミクスによろしく』『データが語る日本財政の未来』(共にインターナショナル新書)がある。ブログ「モノシリンの3分でまとめるモノシリ話」管理人。

著者紹介

明石 順平 (アカシ ジュンペイ)  
弁護士。1984年、和歌山県生まれ、栃木県育ち。東京都立大学法学部、法政大学法科大学院を卒業。主に労働事件、消費者被害事件を担当。ブラック企業被害対策弁護団所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)