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令和と万葉集

出版社名 西日本出版社
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-908443-46-6
4-908443-46-7
税込価格 1,080円
頁数・縦 182P 18cm

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商品内容

要旨

「令和」から開く『万葉集』へのトビラ。大伴旅人と山上憶良の歌で綴る大宰府の思い、典拠に寄せる万葉人のプライド。『万葉集「梅花歌の序」』と『文選「帰田賦」』

目次

第1章 ことのはじまり
第2章 暦と元号
第3章 「梅花歌の序」まで
第4章 「梅花歌の序」
第5章 王羲之と「蘭亭序」
第6章 『文選』と張衡の「帰田賦」
第7章 教養
第8章 むすびにかえて
附章 大伴旅人という生き方―『万葉集』へのトビラ

出版社・メーカーコメント

『よみたい万葉集』監修、『おさんぽ万葉集』著の、村田右富実関西大学教授最新作。新元号「令和」の典拠となった万葉集の「梅花歌の序」を訳とともに掲載しています。この文章は、大宰府にいる大伴旅人が奈良の都にいる友人吉田宣に送った手紙の序です。一説には、山上憶良が書いたものではないかという話もありますが、旅人が送った手紙であることは間違いありません。「令和」の典拠が、万葉集の「梅花歌の序」ではなく、その典拠にあたる「帰田賦」の載っている『文選』だという話も話題になっています。ところが、「梅花歌の序」には、他にも10以上の中国文学の典拠が複雑に入り組んでいるのです。本書では、その一つ一つにも目を向け、訳と解説を載せ、背景も丁寧に記載しました。典拠が多いことは、現代人の目から見ると「知識のひけらかし」とも、「オマージュ」「リスペクト」のようにも感じられますが、一つ言えるのは、オリジナリティがあるとはとうてい思えないということ。ところが典拠とは万葉人の教養、典拠がないのは当時の人としては無教養の証だったのです。個別の典拠の意味を探ってもしかたがないけど、それを引用しながら書いた旅人の心根を読み解くことが面白い。ここまでくると、大伴旅人の大宰府での生き様が知りたくなります。そこで本書の附章、「大伴旅人という生き方ー万葉集への扉ー」では、酒宴の様子や、都にもどる部下への言葉、旅の途中のこの地で亡くなった妻への思いなどを、大伴旅人や山上憶良の万葉歌をあげながら考えてみました。

著者紹介

村田 右富実 (ムラタ ミギフミ)  
1962年生まれ、北海道小樽市出身。北海道大学大学院修了。現在、関西大学教授。上代日本文学専攻博士(文学)。著書『柿本人麻呂と和歌史』(和泉書院刊)(上代文学会賞受賞)ほか。監修に『わかる古事記』(古事記出版大賞太安万侶賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)