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夢みる名古屋 ユートピア空間の形成史

出版社名 現代書館
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-7684-5857-0
4-7684-5857-2
税込価格 1,944円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

都市計画法制定から100年。都市改造の先進モデル地域であった名古屋は、なにを経験してきたのか?近代都市計画、モータリゼイション、ジェントリフィケイション、三つの時代がたどる20世紀名古屋の物語。

目次

はじめに 名古屋という難問
第1章 1918鶴舞(鶴舞公園
帝国主義の時代
名古屋の市区改正事業 ほか)
第2章 1965小牧(国道四一号線
ベトナム戦争の時代―道路をめぐる戦い
名神高速道路 ほか)
第3章 1989世界デザイン博覧会(労働者の党、軍事政権を賞賛する
名古屋国際会議場
アイカ工業の樹脂 ほか)

出版社・メーカーコメント

名古屋とはいったい何か? 茫漠として捉えようのない工業都市、その姿をえぐる都市論。 名古屋は2010年以降は東京をもしのぐ成長率を見せる愛知県の中心地だが、その全容は捉えづらい。 町をめぐる諸々のストーリーが、端的に言って弱いが、現在の名古屋は基本的に「元気」がない現在の日本において、(沖縄をのぞき)例外的に比較的経済指標などが活気を持っている地域でもある。この名古屋という街は、いかにして形成されたのだろうか。名古屋について論じる書籍自体は多いが、「名古屋めし」を取り上げるようなサブカルチャーや、「名古屋はヤバい」のような自虐的な「名古屋はダサい」といった名古屋叩きにかたよったりする傾向がある。むしろ今必要なのは、名古屋の歴史、地理、都市構造を把握することで立体的に名古屋という都市のありようを浮かび上がらせることである。非常に「真面目な」名古屋についての都市論が求められているのである。 尾張藩の城下町から戦前、軍需産業の一大拠点として成長し、戦後には右派労働運動=民社党の拠点となり、管理教育の本場としても名高く、一方で俗に「巨大な田舎」と呼ばれる、といった名古屋の形成史と構造をみる。さらに名古屋における管理社会のかたちをも描く。

著者紹介

矢部 史郎 (ヤブ シロウ)  
1971年生。文筆・社会批評・現代思想。1990年代よりネオリベラリズム、管理社会などを独自の視点で理論的に批判。2006年、思想誌『VOL』に編集委員として参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)