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短編画廊 絵から生まれた17の物語

出版社名 ハーパーコリンズ・ジャパン
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-596-55209-9
4-596-55209-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 478P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 面白くないはずがない巨匠たち揃い踏みの一冊。

     エドワード・ホッパーの絵は、フィッツジェラルドやカポーティなど多くの翻訳小説のカバーを飾ってきた。ホッパーの描く都市生活者たちが湛える孤独や憂鬱は、本を愛する私たちの心性と合うと感じる。日常の何気ない瞬間を切り取ったモチーフ、明暗と色彩、構図の美を追求した作風は過剰な意味づけを避け抽象画のようなのに、観る者それぞれに物語を想像させる。
     本書は、十七人の作家たちが各々一枚のホッパー作品から連想し紡いだ小説集。S・キング、M・コナリー、J・ディーヴァーなど、面白くないはずがないラインナップ。中でも出色なのは、ジョイス・キャロル・オーツ。静謐な裸婦像一枚から、妻子ある男と愛人それぞれの内心で目まぐるしく生起する愛憎を描き出す筆力に圧倒される。
     作家たちの多様な想像力を一冊で存分に楽しめる。(久禮)

    (2020年4月8日)

商品内容

要旨

米国を代表する名画家、エドワード・ホッパー(1882‐1967)。作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。彼の呼びかけに集まったのは、スティーヴン・キング、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリー、リー・チャイルド…といった錚々たる顔ぶれ。各々の個性を遺憾なく発揮した華麗なる文豪ギャラリーが、ここに幕を開けた―。2017年アンソニー賞Anthology部門最終候補。2017年MWA賞受賞(L・ブロック作『オートマットの秋』)。

おすすめコメント

英米文学界の文豪たちが、エドワード・ホッパーに捧ぐ短編集。