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なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門

出版社名 青土社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-7917-7175-2
4-7917-7175-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 216,24P 20cm

商品内容

要旨

脳、前衛芸術に挑む。絵画を見て、それを「よい」と思うとき、脳では何が起こっているのか。複雑怪奇な現代アートが「わかる」とはどういうことなのか。脳科学、医学、認知心理学、行動科学から美学、哲学まで、あらゆる知を総動員し、人間の美的体験のメカニズムを解き明かす。

目次

1 ニューヨーク派で二つの文化が出会う(ニューヨーク派の誕生)
2 脳科学への還元主義的アプローチの適用(アートの知覚に対する科学的アプローチ
鑑賞者のシェアの生物学(アートにおける視覚とボトムアップ処理)
学習と記憶の生物学(アートにおけるトップダウン処理))
3 アートへの還元主義的アプローチの適用(抽象芸術の誕生と還元主義
モンドリアンと具象イメージの大胆な還元
ニューヨーク派の画家たち
脳はいかにして抽象イメージを処理し知覚するのか
具象から色の抽象へ
色と脳
光に焦点を絞る
具象芸術への還元主義の影響
なぜアートの還元は成功したのか?
二つの文化に戻る)

著者紹介

カンデル,エリック・R. (カンデル,エリックR.)   Kandel,Eric R.
1929年ウィーン生まれ。米コロンビア大学教授。現代を代表する脳神経科学者。記憶の神経メカニズムに関する研究により、2000年ノーベル医学生理学賞を受賞
高橋 洋 (タカハシ ヒロシ)  
1960年生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業(哲学及び倫理学専攻)。IT企業勤務を経て翻訳家。科学系の翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)