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観光公害 インバウンド4000万人時代の副作用

祥伝社新書 574

出版社名 祥伝社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-396-11574-6
4-396-11574-1
税込価格 924円
頁数・縦 259P 18cm

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要旨

2020年に4000万人到達を目標に、政府は訪日観光客(インバウンド)誘致を進めている。2002年に500万人台だった訪日外国人が、2018年に3000万人超になる急増ぶりをみると、あながち無理な数字ではないだろう。だが、インバウンドには「観光公害」と呼ばれる深刻な“副作用”が出てきている。本書は、観光学の用語で「オーバーツーリズム」と呼ばれる、過剰に観光客が訪れることで、地元住民の生活環境や自然環境が脅かされる現象を、「観光公害」として取り上げる。著者自身が暮らす京都をはじめとする国内観光地、および著者が調査とヒアリングに訪れたスペイン南東部など海外の事例を紹介しつつ、問題の本質と、解決のヒントを探っている。オーバーツーリズムには、直接的な観光客の迷惑行為だけでなく、宿泊施設需要などによる地価の高騰といった間接的かつ深刻な問題も含まれているようだ。著者は、NHKディレクターなどを経て現在、京都光華女子大学キャリア形成学部教授、NPO産業観光学習館専務理事。世界遺産、産業遺産、近代建築、交通、観光、郵便制度などの取材・調査を続けている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年08月20日]

商品内容

要旨

インバウンドの増加は、旅行者による消費拡大という恩恵をもたらす一方、マナー違反や環境破壊、住宅価格の高騰などの副作用も生んだ。それが「オーバーツーリズム」=「観光公害」である。観光公害に見舞われる京都に住み、大学で「観光学」を教える著者は、日本各地のみならずヴェネツィアなど海外の観光地にも足を運び、徹底したフィールドワークで観光公害の実態と解決方法を提示する。観光公害の本質的問題とは何か。どうすれば観光公害はなくなるのか。

目次

第1章 変容する千年の古都―観光客と地元市民。軋轢が生まれている京都の現実
第2章 「観光公害」とは何か―インバウンドの「数」と「質」の問題
第3章 日本各地の「オーバーツーリズム」―北海道から沖縄まで。こんなところにも観光公害が
第4章 「海外の有名観光地」の現実―「世界三大“観光公害”都市」などを現地調査
第5章 観光公害を解決するには―混雑、騒音、環境破壊…「お客様は神様」とは限らない!?
第6章 誰のための「観光」か―「日本版DMO」に身を置いて

著者紹介

佐滝 剛弘 (サタキ ヨシヒロ)  
1960年、愛知県生まれ。東京大学教養学部卒。NHKディレクター、高崎経済大学特命教授を経て、京都光華女子大学キャリア形成学部教授。NPO産業観光学習館専務理事。世界遺産、産業遺産、近代建築、交通、観光、郵便制度などの取材・調査を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)