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創発型責任経営 新しいつながりの経営モデル

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-532-32286-1
4-532-32286-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 265P 20cm

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要旨

現在、企業が行うべきものとしてCSR(企業の社会的責任)があることは広く認識されている。だが、何をすればいいか、方向性が定まらない企業も多いのではないか。そんな中でも、表彰制度などを使い、社員の主体的な社会貢献活動を促すといった、従来のCSRを超えた新しい経営モデルも現れている。本書は、著者らが提唱する新しいコンセプトの経営モデルである「創発型責任経営」を、先進企業の具体的な事例を紹介しながら解説。従来のCSRをめぐる混乱や閉塞感を打ち破るマネジメントである創発型責任経営の理論と実践の方法までを詳しく提案している。本来の責任(レスポンシビリティ)の意味に立ち返った創発型責任経営は、従来のCSRの範囲を超えた、新しいつながりの可能性を拓くものでもある。著者の國部克彦氏は神戸大学大学院経営学研究科教授で神戸大学副学長を務める。専門は社会環境会計、経営倫理。西谷公孝氏は神戸大学経済経営研究所教授、北田皓嗣氏は法政大学経営学部准教授、安藤光展氏は一般社団法人CSRコミュニケーション協会代表理事である。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年08月7日]

商品内容

要旨

創発型責任経営は、「無限責任の考え方に基づき、社員による主体的な活動を奨励して、創発的な実践を生み出す経営」と定義することができる。従来のCSRの範囲を超えた、新しいつながりを創り出す経営手法であり、それを「理論」「事例」「実践」の3つの側面に分け、先進企業の具体的な事例を紹介しながら解説する。

目次

責任が価値を生む経営
アカウンタビリティからレスポンシビリティとしての責任へ
創発型責任経営への転換
オムロンの企業理念実践活動
ブリヂストンのOur Way to Serve
丸井グループの手を挙げる組織づくり
ヤフーの課題解決エンジン
三菱重工業グループの「き・ず・な活動」
創発型責任経営のデザイン
創発型責任経営のプロセス
創発型責任経営でSDGsに挑戦する
創発型責任経営の効果

おすすめコメント

オムロン、ブリヂストン、丸井、ヤフー、三菱重工――SDGsを効果的に推進する新しいマネジメントを先進事例に則して提案する!

著者紹介

國部 克彦 (コクブ カツヒコ)  
神戸大学大学院経営学研究科教授。1962年生まれ。大阪市立大学博士(経営学)。大阪市立大学助教授、神戸大学助教授、LS客員研究員等を経て、2001年より現職。2019年より神戸大学副学長。専門は社会環境会計、経営倫理
西谷 公孝 (ニシタニ キミタカ)  
神戸大学経済経営研究所教授。1974年生まれ。神戸大学博士(経営学)。神戸大学准教授、ロンドン大学客員研究員等を経て、2016年より現職。専門はサステナビリティ経営
北田 皓嗣 (キタダ ヒロツグ)  
法政大学経営学部准教授。1982年生まれ。神戸大学博士(経営学)。法政大学専任講師を経て、2014年より現職。専門は管理会計、サステナビリティ経営
安藤 光展 (アンドウ ミツノブ)  
一般社団法人CSRコミュニケーション協会代表理事。1981年生まれ。CSRコンサルタント。大学卒業後、インターネット系広告会社などを経て2008年に独立。専門はCSR/サステナビリティ領域の、経営戦略、情報開示、企業評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)