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分解の哲学 腐敗と発酵をめぐる思考

出版社名 青土社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-7917-7172-1
4-7917-7172-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 341,4P 19cm

商品内容

文学賞情報

2019年 第41回 サントリー学芸賞・社会・風俗部門受賞

要旨

おもちゃに変身するゴミ、土に還るロボット、葬送されるクジラ、目に見えない微生物…。わたしたちが生きる世界は新品と廃棄物、生産と消費、生と死のあわいにある豊かさに満ち溢れている。歴史学、文学、生態学から在野の実践知までを横断する、“食”を思考するための新しい哲学。

目次

序章 生じつつ壊れる
第1章 “帝国”の形態―ネグリとハートの「腐敗」概念について
第2章 積み木の哲学―フレーベルの幼稚園について
第3章 人類の臨界―チャペックの未来小説について
第4章 屑拾いのマリア―法とくらしのはざまで
第5章 葬送の賑わい―生態学史のなかの「分解者」
第6章 修理の美学―つくろう、ほどく、ほどこす
終章 分解の饗宴

著者紹介

藤原 辰史 (フジハラ タツシ)  
1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)