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刺繍小説

出版社名 扶桑社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-594-08251-2
4-594-08251-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 95P 19cm

商品内容

要旨

“刺繍小説”とは―刺繍が登場する小説のこと。小説内の刺繍を、妄想を尽くして可視化する一章。「小説内にあったかもしれない」刺繍を見出す二章。読書に魅せられた美術家が刺す24編の刺繍は、“刺繍小説”を写真と言葉と図案で物語る。その他に、登場人物を動物化した刺繍、“刺繍小説”の名言集なども。読んで、作って、愛でてたのしい、挑戦に満ちた新しい刺繍本。特別対談・いしいしんじ

目次

序章
1章 刺繍小説
“トリツカレ男”と“シンパイ女”
刺繍のとなりにある言葉
2章 あのシーン
あの子が動物だったなら
二章図案
一章図案
基本のステッチ
終章

おすすめコメント

「物語のある刺繍」をテーマに、本から想起した刺繍作品を展開。さまざまな小説に登場する刺繍を実体化してみた作品や、小説のなかの「あのシーンの小物はこんな刺繍があったかもしれない」「あの主人公ならこんな刺繍の服を着ていそう」という逆転発想の作品、「あの登場人物が動物だったら」というかわいい動物の刺繍など、「小説」と「刺繍」をテーマに、言葉や物語から形を生み出す。 例えば……『トリツカレ男』(いしいしんじ・著)からは、港の様子があるシャツ『女生徒』(太宰治・著)から、「先生は、私の下着に薔薇の刺繍のあることさえ知らない」薔薇の刺繍『働かないの』(群ようこ・著)から、大輪の花のついたトルコブルーのバッグ『あの家に暮らす四人の女』(三浦しをん・著)から、現実と過去の境目を走るバス 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(村上春樹・著)から、胃拡張の彼女がイタリアンを食べに行くときに持っていたショルダーバッグ『わたしを話さないで』(カズオイシグロ・著)から、ヘールシャム時代のキャシーが抱きしめていた枕『陰摩羅鬼の瑕』(京極夏彦・著)から、婚礼当日に奥貫薫子がきていた白いブラウス 『戦場のコックたち』(深緑野分・著)から、料理上手なティムの祖母のレシピ帖……などなど。物語の世界観のなかで「小説」と「刺繍」とを行き来する幻想的な刺繍ブック。小説家いしいしんじ氏との特別対談収録。作り方の図案つき。

著者紹介

神尾 茉利 (カミオ マリ)  
美術家。刺繍・絵・言葉によるクライアントワーク、テキスタイルプロダクト制作、インスタレーション作品の展覧会などで活動。“言葉を持たない物語”をコンセプトに刺繍で動物を表現する「ひみつのはなし」の制作を2014年より本格化し発表の場を広げている。1985年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)