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黄金夜界

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-12-005210-1
4-12-005210-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 371P 20cm

商品内容

要旨

たった一日でホームレスに落ちた東大生。結婚に活路を求めた凡庸なモデル。愛に足を取られた金貸しの女。三つの欲望が闇に輝き絡み合い、舞踏会の幕が開く。橋本治、衝撃の遺作。

おすすめコメント

橋本治が命を賭して紡いだ長篇遺作。愛と金、人はどちらに飢えるのか? 愛する人に裏切られた美青年・貫一の空洞が今、輝き出す―― 尾崎紅葉『金色夜叉』の主人公・貫一は、愛に裏切られ、エリートの道を捨てた冷徹なる金の亡者。貫一との生活よりも資産家の息子・富山との結婚を選んだ美也は、橋本治『黄金夜界』では、モデルの「MIA」となり、IT社長のもとに走る。貫一は、ネットカフェ、老夫婦が営む町工場、居酒屋チェーンの仕事を転々としながら、ついには起業し「わらじメンチカツ」を出す飲食店のイケメン社長に。美也に捨てられ、世間知らずだった男がいまや、SNSでの話題作りをしかけ、ふてぶてしく金を稼ぐ経営者に様変わりしていく姿は、紅葉が描かなかった貫一の苦しみを克明にあぶり出す。そこへ富山との結婚生活に幻滅した美也が現れて……