• 本

移民とAIは日本を変えるか

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-7664-2611-3
4-7664-2611-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 209P 20cm

商品内容

要旨

救世主か、破壊者か?21世紀に入り、人口減少に転じた日本。早くから日本経済の長期低迷の要因の一つとして人口構造の変化に着目すべき、と唱えていた著者が、現代日本の喫緊の課題として昨今俄然クローズアップされてきた人口減少下の日本社会の変容を、移民とAI(人工知能)に焦点を当てて丁寧に解いていく注目作!

目次

第1章 金融政策の限界―プロローグ
第2章 人口ペシミズムと将来人口推計の確実性
第3章 移民あるいは外国人労働者の経済的影響
第4章 移民の社会的影響―欧州の経験
第5章 移民の社会的影響―日本の現状
第6章 事例研究:ベトナムとの関係
第7章 AIは労働者を無用にするか―人口ペシミズムへの第三の異論
第8章 AIと移民の共通点・相違点
第9章 AI・移民問題についての今後の課題

おすすめコメント

現代経済分析の第一人者である翁氏が移民問題、同じく新しい労働力として話題を集めるAIについて科学的分析を踏まえて考察。日本社会にとって得策となるのか、マイナスになるのか。

著者紹介

翁 邦雄 (オキナ クニオ)  
1951年生まれ。74年、東京大学経済学部卒業、日本銀行入行。83年、シカゴ大学でPh.D.取得。以後、筑波大学社会工学系助教授、日本銀行調査統計局企画調査課長、企画局参事、金融研究所長等を経て2006年、中央大学研究開発機構教授に就任。09年京都大学公共政策大学院教授。17年より法政大学大学院政策創造研究科客員教授、京都大学公共政策大学院名誉フェロー。著書に、『期待と投機の経済分析』(東洋経済新報社、1985年、日経・経済図書文化賞受賞)、『経済の大転換と日本銀行』(岩波書店、2015年、石橋湛山賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)