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アジア遊学 235

菜の花と人間の文化史 アブラナ科植物の栽培・利用と食文化

  • 武田和哉/編 渡辺正夫/編 矢野健太郎/〔ほか執筆〕
出版社名 勉誠社
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-585-22701-4
4-585-22701-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 220P 図版16P 21cm
シリーズ名 アジア遊学

商品内容

要旨

ハクサイ・カブ、ダイコン、キャベツ・ブロッコリー、カラシナ、ワサビ…アジアの食文化において重要な副食食材として、人びとの生活の中に深く息づいてきたアブラナ科植物。日本においては搾油用の作物として重視されていた時期があり、近年の低炭素社会実現に向けての環境意識の高まりの中で再評価されつつある。過去、現在、そして未来の人間社会において、アブラナ科植物はいかに人間社会と交差するのか。植物と人間の営みの歴史を文理の枠を越えた多角的な視点から明らかにする。

目次

総論 アブラナ科植物の現在―今、なぜアブラナ科植物なのか
1 アブラナ科植物とはなにか(アブラナ科植物と人間文化―日本社会を中心に
アブラナ科植物について ほか)
2 アジアにおけるアブラナ科作物と人間社会(アブラナ科栽培植物の伝播と呼称
中国におけるアブラナ科植物の栽培とその歴史 ほか)
3 日本におけるアブラナ科作物と人間社会(日本国内遺跡出土資料からみたアブラナ科植物栽培の痕跡
日本古代のアブラナ科植物 ほか)
4 アブラナ科作物と人間社会の現状と将来展望(学校教育現場での取り組み―今、なぜ、植物を用いたアウトリーチ活動が重要なのか
植物文化学の先学者たちの足跡と今後の展望―領域融合型研究の課題点と可能性)