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中世ヨーロッパの結婚と家族

講談社学術文庫 2575

出版社名 講談社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-06-513600-3
4-06-513600-8
税込価格 1,518円
頁数・縦 414P 15cm

商品内容

要旨

古代には貴族の一夫多妻は当然であり、ローマ時代の「ファミリア」は、血縁者だけでなく奴隷や召し使いも含んでいた。「解消不能な一夫一婦制」はいかに定着し、「夫婦と子どもたちが一つの家に住む」という家族観はなぜ生まれたのか。貴族から農民まで、一〇〇〇年間で大きく変貌した「家族」と「結婚」の進化の道筋。好評の西洋中世シリーズ、待望の初訳。

目次

第1部 起源(歴史家、家族を発見
原点―ローマ人、ゲルマン人、キリスト教)
第2部 中世前期(ヨーロッパの家族 五〇〇〜七〇〇年
カロリング朝時代
アングロ・サクソン時代のイングランド
結婚と家族―西暦一〇〇〇年)
第3部 中世盛期(十一世紀の家族革命
十二世紀―新しいモデル
黒死病以前の農民たち 一二〇〇〜一三四七年
貴族の系譜 長子相続がもたらす危機
中世の子どもたち
結婚と家族―西暦一三〇〇年)
第4部 中世後期(黒死病の影響
中世後期の農民の家族 一三五〇〜一五〇〇年
イングランドの土地持ち紳士階級の家族
十五世紀のフィレンツェ 商人の家族
結婚と家族―黒死病の流行以降)
第5部 中世の終わり(遺産)

おすすめコメント

「家族」は歴史の産物である。貴族から農民まで、中世の1000年間に変貌を遂げた家族と結婚、子どもの歴史。好評シリーズの初訳。

著者紹介

ギース,ジョゼフ (ギース,ジョゼフ)   Gies,Joseph
1916‐2006。アメリカの著作家。中世史に関する著作多数
ギース,フランシス (ギース,フランシス)   Gies,Frances
1915‐2013。アメリカの著作家。中世史に関する著作多数
栗原 泉 (クリハラ イズミ)  
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)