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この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代

出版社名 大月書店
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-272-33097-3
4-272-33097-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 271P 19cm

商品内容

要旨

命の選別は「しかたない」のか?「生産性」「自己責任」「迷惑」「一人で死ね」…不寛容な言葉に溢れたこの国で、男は19人の障害者を殺した。「障害者は不幸しか作らない」という線引きによって。沈みゆく社会で、それでも「殺すな」と叫ぶ、命をめぐる対話集。

目次

序章 私自身の「内なる植松」との対話
第1章 植松被告は私に「いつまで息子を生かしておくのですか」と尋ねた―神戸金史×雨宮処凛
第2章 「生産性」よりも「必要性」を胸を張って語ろう―熊谷晋一郎×雨宮処凛
第3章 命を語るときこそ、ファクト重視で冷静な議論を―岩永直子×雨宮処凛
第4章 ロスジェネ世代に強いられた「生存のための闘争」の物語―杉田俊介×雨宮処凛
第5章 みんなで我慢するのをやめて、ただ対話すればいい―森川すいめい×雨宮処凛
第6章 植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら―向谷地生良×雨宮処凛

著者紹介

雨宮 処凛 (アマミヤ カリン)  
1975年北海道生まれ。作家・活動家。フリーターなどを経て2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国 雨宮処凛自伝』(太田出版、ちくま文庫所収)にてデビュー。2006年から貧困・格差の問題に取り組み『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版、ちくま文庫所収)でJCJ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)