落日
出版社名 | 角川春樹事務所 |
---|---|
出版年月 | 2019年9月 |
ISBNコード |
978-4-7584-1342-8
(4-7584-1342-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 380P 20cm |
商品内容
要旨 |
新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。笹塚町は千尋の生まれ故郷だった。この事件を、香は何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。“真実”とは、“救い”とは、そして、“表現する”ということは。絶望の深淵を見た人々の祈りと再生の物語。 |
---|
おすすめコメント
脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督 長谷部香から、新作の脚本の相談を受けた。『笹塚町一家殺害事件』――引きこもりの男性が、高校生だった妹を刺し殺した後、家に火を点けて、両親も死んでしまった事件を手がけたいという。千尋はその笹塚町の出身であった。実は監督の香も、子どもの頃、笹塚町に住んでいて、千尋の姉と同じ幼稚園に通い、しかも事件の当事者の家族と同じアパートに住んでいたことがあるという……。人間や事件の“真実”とは?“人を裁く”ということは?“人を赦す”ということは?