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玉三郎 勘三郎 海老蔵 平成歌舞伎三十年史

文春新書 1234

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-16-661234-5
4-16-661234-4
税込価格 968円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

勘三郎が突然、消えた。玉三郎は幽玄の境地に。海老蔵は團十郎襲名へ。平成歌舞伎へのオマージュ。

目次

第1話 神々の黄昏
第2話 二人阿古屋―歌右衛門から玉三郎
第3話 勘九郎の国盗り物語
第4話 若き獅子たち―海老蔵と勘三郎
第5話 歌舞伎座さよなら公演の向こう側
第6話 澤瀉屋の「恩讐の彼方」
第7話 三つの悲劇

出版社・メーカーコメント

玉三郎、勘三郎、海老蔵を通して描く歌舞伎現代史。昭和の名優たちの「神々の黄昏」として始まった平成歌舞伎。歌右衛門が選んだ後継者は玉三郎だった。その玉三郎が、次の阿古屋を発見するまでの物語と並走する、勘三郎の歌舞伎の可能性への奮闘と、その断ち切られた未来。そして、悲劇を乗り越えて團十郎へと向かう海老蔵。歌舞伎座では舞台に一緒に立つ機会がごくわずかしかなかった三人を、本の上で共演させた、ここにしかない、平成歌舞伎。

著者紹介

中川 右介 (ナカガワ ユウスケ)  
作家、編集者。1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」ほか、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手掛ける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガなどにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)