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魔性の女挿絵集(イラストレーション) 大正〜昭和初期の文学に登場した妖艶な悪女たち 新装版

らんぷの本 mascot

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-309-75041-5
4-309-75041-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 127P 21cm
シリーズ名 魔性の女挿絵集(イラストレーション)

商品内容

要旨

妖しの美女が誘う魅惑の幻想文学!!泉鏡花「高野聖」の婦人、谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミ、江戸川乱歩「黒蜥蝪」の緑川夫人など、官能的な魅力によって男性を支配し、ついには破滅させる、あるいは美の追求のためなら殺人をも厭わないという「怖い魅力」を秘めたヒロインたち。彼女たちの当時の絵姿を、ストーリーとともに紹介します。

目次

第1章 明治末〜大正の文学と挿絵―耽美の風(画家 橘小夢―日本の伝承文学にあらわれた魔性を描く
小説家 泉鏡花―神秘的な美女
小説家 谷崎潤一郎―耽美派文学の旗手
画家 水島爾保布―モノクロで極彩色の世界を描く
画家 河野通勢―聖女のごとき典雅な美女
画家 小村雪岱―江戸前の粋な美女
画家 名越國三郎―水辺の女)
第2章 大正末〜昭和初期の文学と挿絵―震災復興の中で花開いた女性文化(画家 竹中英太郎―悪夢の女
画家 蕗谷虹児―静謐と蠱惑
画家 高畠華宵―異国のファム・ファタル
画家 山六郎―無機質的な美貌
小説家 江戸川乱歩―謎の女
画家 月岡夕美―翳りのある美少女
画家 内藤良治―アール・ヌーヴォー、アール・デコの華
「魔性の女」とは何か?)

おすすめコメント

泉鏡花「高野聖」の女・谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミ・江戸川乱歩「黒蜥蜴」の緑川夫人……自らの魅力によって男性を支配し、ついには破滅させる〈魔性の女〉。耽美・幻想世界満載!!

著者紹介

中村 圭子 (ナカムラ ケイコ)  
1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。弥生美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)