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和歌の黄昏短歌の夜明け

出版社名 花鳥社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-909832-08-5
4-909832-08-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 343P 21cm

商品内容

要旨

日本の近代を問い直す!歌は、21世紀でも「平和」を作りだすことができるか。「『古今和歌集』から日本文化が始まる」という新常識のもと、千四〇〇年の歴史を誇る和歌・短歌の変遷を丁寧にひもとく。「令和」の時代を迎えた現代が直面する、文化的な難問と向かい合うための戦略を問う。

目次

序章 早わかり「和歌・短歌史」
1 和歌の黄昏(和歌は、異文化統合のシステムだった
皆殺しの短歌と、「四海兄弟」の和歌
中島広足と神風思想
三島由紀夫は、和歌文化を護ろうとした
蓮田善明の「反近代」、そして「反アララギ」 ほか)
2 短歌の夜明け(現代短歌は、いつから平面化したのか
短歌の物語性と批評性の母胎は、漢語である
正岡子規と『源氏物語』
正岡子規の「歴史」詠
短歌と新体詩の距離 ほか)
終章 「もののあはれ」と日本、そして世界

著者紹介

島内 景二 (シマウチ ケイジ)  
1955年長崎県生。東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)。現在、電気通信大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)