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文豪と食 食べ物にまつわる珠玉の作品集

中公文庫 な52−6

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-12-206791-2
4-12-206791-X
税込価格 902円
頁数・縦 265P 16cm

商品内容

要旨

子規が柿を食した時、聞こえたのは東大寺の鐘?潔癖症の鏡花は豆腐を豆府に!鴎外は肉食を弱肉強食の闘争に譬え、独歩は和洋折衷・官民融和の理想を重ねた。江戸っ子の漱石は蕎麦、西国出の芙美子はうどんと好みは生まれも反映、美食の追求かと思えば偏食に拘る者も。露伴、荷風、谷崎、芥川、久作、太宰など食道楽に収まらない偏愛的味覚を探る。

目次

牛鍋「牛鍋」(森鴎外)
ビフテキ「牛肉と馬鈴薯」(国木田独歩)
蕎麦「吾輩は猫である」より(夏目漱石)
うどん「小さい花」(林芙美子)
柿「御所柿を食いし事」(正岡子規)
菊「菊―食物としての」(幸田露伴)
葱鮪「風邪ごこち」(永井荷風)
美酒美食「美食倶楽部」(谷崎潤一郎)
洋食いろいろ「魚河岸」(芥川龍之介)
湯豆腐「湯どうふ」(泉鏡花)
鮨「鮨」(岡本かの子)
茶懐石「お茶の湯満腹談」(夢野久作)
鰻「食」(斎藤茂吉)
饗応と大志「尾花川」(山本周五郎)
雀焼「チャンス」(太宰治)

おすすめコメント

子規が柿を食した時に聞こえたのは東大寺の鐘だった?潔癖症の鏡花は豆腐を豆府に!漱石、露伴、荷風、谷崎、芥川、久作、太宰など食道楽に収まらない偏愛的味覚。

著者紹介

長山 靖生 (ナガヤマ ヤスオ)  
評論家・歯学博士。1962年、茨城県生まれ。学生時代から文芸評論家として活動し、1987年、横田順彌らと古典SF研究会を創設、初代会長を務める(名誉会長・小松左京)。近代日本の文化・思想史から文芸評論や現代社会論まで幅広く執筆活動を行っている。1996年、『偽史冒険世界 カルト本の百年』で大衆文学研究賞・研究・考証部門、2010年、『日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで』で第41回星雲賞ノンフィクション部門、第31回日本SF大賞を受賞。2019年、『日本SF精神史(完全版)』で第72回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)