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わたしは誰も看たくない

出版社名 講談社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-06-517387-9
4-06-517387-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 308P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • わたしは誰も看たくない

    現役看護師ならではのリアルな描写。ありそうでなかった現実味あふれる読み物だ。実父が突然の意識不明の寝たきり。義母のお世話の問題。看護、医療の現実、介護といった、多くの人が頭でしかわかっていない、いやもしかしたらわかろうとしていないリアリティが伝わってくる。誰もが現実味を持っていない現実が、ある日突然に、逃げ場なく迫ってくる。これが本当なのである。本音、建前、現実、すべてが真実である。ウーン、とうなりながら読んでみてください。

    (2019年12月14日)

商品内容

要旨

サラリーマンの夫、大学生の一人息子と暮らしている神崎穂乃果は、両親と妹が切り盛りしている山中の小さな温泉宿が実家だった。ある日、病気で倒れた父がそのまま意識不明の寝たきりとなる。穂乃果は介護を母と妹に任せっきりにするが、自宅に引き取るか施設に入れるよう病院から迫られた妹は、経管栄養を止めて父を餓死させる決断をする。妹の暴挙を止めようとする穂乃果だったが、姉妹の間には過去のある出来事に起因する深い確執があった。一方、穂乃果の義母の自宅がゴミだらけの汚部屋になっていることが分かり、彼女は夫の実家にも一言言わずにはいられない。

おすすめコメント

寝たきりの父が餓死させられる! 介護にからんで対立する姉妹には深い確執があった。現役ナースが辛口の筆で描く現代の家族の物語。

著者紹介

小原 周子 (オハラ シュウコ)  
1969年、埼玉県生まれ。春日部准看護学校卒業の現役看護師。2017年、「ネカフェナース」で第12回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、受賞作を改題した『新宿ナイチンゲール』を2018年1月に刊行してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)