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文化財返還問題を考える 負の遺産を清算するために

岩波ブックレット No.1011

出版社名 岩波書店
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-00-271011-2
4-00-271011-4
税込価格 572円
頁数・縦 59P 21cm

商品内容

要旨

あるものは不法に、あるものは合法的ではあるが不当に…近代以降の日本には、占領地や植民地から様々な文物が持ち込まれた。文化財返還問題をめぐる世界的な動向を紹介しながら、未だ私たちの身近に残る朝鮮半島や中国由来の文化財について考える。

目次

1 戦後処理としてはじまった日本の文化財返還
2 国際法と先住民族
3 負の遺産から正の遺産へ

出版社・メーカーコメント

なぜ高麗時代に作られた「利川五重石塔」が東京の美術館に展示されているのだろうか.あるものは不法に,あるものは合法的ではあるが不当に……近代以降の日本には,占領地や植民地から様々な文物が持ち込まれた.世界的な動向を紹介しながら,未だ私たちの身近に残る朝鮮半島や中国由来の「返すべきもの」について考える.

著者紹介

五十嵐 彰 (イガラシ アキラ)  
1961年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。第2考古学(考古学方法論など)。公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター主任調査研究員、慶應義塾大学非常勤講師、韓国・朝鮮文化財返還問題連絡会議世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)