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このあたりの人たち

文春文庫 か21−9

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-16-791380-9
4-16-791380-1
税込価格 638円
頁数・縦 151P 16cm

商品内容

要旨

そこには、大統領もいて、小学校も地下シェルターもNHKもある。町の誰も行くことのない「スナック愛」、六人家族ばかりが住む団地の呪い、どうしても銅像になりたかった小学生。川上弘美が丹精込めて創りあげた、不穏で、温かな場所。どこにでもあるようで、どこにもない“このあたり”へようこそ。

出版社・メーカーコメント

『蛇を踏む』『神様』『溺レる』『センセイの鞄』『真鶴』『水声』──現代日本文学の最前線を牽引する傑作群を次々に発表し続ける作家・川上弘美が、8年の年月をかけて丹精こめてつくりあげた、不穏で、温かな場所。どこにでもあるようで、どこにもない、〈このあたり〉へようこそ。そこは〈このあたり〉と呼ばれる「町」。そこには、大統領もいて、小学校も、公民館も、地下シェルターもNHKもある。朝7時半から夜11時までずっと開店しているが、町の誰も行くことのない「スナック愛」、六人家族ばかりが住む六人団地の呪い、どうしても銅像になりたかった小学生。どこにでもありそうな懐かしい場所なのに、この世のどこよりも果てしなく遠い。〈このあたり〉をめぐる26の物語は、どれも短いのに、ものすごく長い。「この本にはひみつが多い。そんな気がする。」 ──作家・古川日出男(解説より)近藤聡乃さんの挿絵に彩られたこの物語を読み終えるとき、全身が奇妙な感動に包まれる。

著者紹介

川上 弘美 (カワカミ ヒロミ)  
1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年、「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年、「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。01年、『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年、『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年、『水声』で読売文学賞、16年、『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)