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「お水取り」を巡る歴史 松本昭遺稿

出版社名 アールズ出版
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-86204-301-6
4-86204-301-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 103P 19cm

商品内容

目次

水取りや氷の僧の沓の音
美しき観音との出会いの道
「お水取り」を創始した美貌の若僧・実忠
災異の時代に苦闘する聖武帝
天子が不徳ゆえ五穀は実らず
徳行をどれほど積めども厄災は収まらず
大宰府に迫りくる新たな魔手
死が覆いつくす奈良の都
聖武帝を追い詰める禅譲革命への恐れ
国分二寺の創建
権力の権化と化す聖武帝
最高の仏陀、廬舎那仏の建立
山火事に地震、繰り返される遷都
十一面観音の功徳と光明皇后
若狭と二月堂を結ぶ十一面観音とダッタンの火
付記 鑑真大和上の行実と戒律

著者紹介

松本 昭 (マツモト アキラ)  
日本のミイラ(即身仏)研究の第一人者。死穢(しえ)が、即身仏となって聖なる存在と化し、人々を救うという、世界でも類をみない思想に魅せられ、半世紀にわたり即身仏の発掘と研究で中心的な役割をはたす。その業績は海外でも高く評価される。1925年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒。同大学院特別研究生を経て毎日新聞社入社。サンデー毎日、学芸部、政治部を経て事業部長。井上靖に私淑する。元昭和女子大学副学長。文学博士。2018年11月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)