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売れる広告7つの法則 九州発、テレビ通販が生んだ「勝ちパターン」

光文社新書 1034

出版社名 光文社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-334-04442-8
4-334-04442-5
税込価格 1,034円
頁数・縦 357P 18cm

商品内容

要旨

「差別化」がマーケティングの常識とされるこの時代に、なぜ通販会社はあえて似たような広告を作るのか。答えはもちろん「そのほうが売れるから」。すなわち、通販広告には勝ちパターンが存在し、制作者側はその勝ちパターンに基づいて広告を制作するのです。そして、そのような勝ちパターンが形成されたのが、九州という土地柄。もともとテレビを利用した通販広告は、地方の企業が中央の大手に勝つための戦略として、九州の一食品事業者から始まったものでした。本書では、その勝ちパターン=成功のための『鉄板法則』を7つに分け、それがあるのとないのとでどんな差が生まれるのかを明らかにする、という今までにないアプローチでその実態に迫りました。具体的には、法則を盛り込んだ広告とそうでない広告を制作し、両者を調査にかけ、得られたデータを九州の心理学者の監修のもと精緻に分析したのです。

目次

第1章 これが、通販の現場で磨き上げられた、通販広告の7つの鉄板法則!(『呼びかけ&問いかけ型導入』
『小公女型商品説明』
『煽り型CTA』
『トリプルリフレイン』
『答え合わせ型街頭インタビュー』 ほか)
第2章 7つの法則から導かれる心理モデルで、ビジネスはもっと拡大する!(7つの法則から導かれる購買心理モデル
通販以外の買い物行動と、「A・I・D・E・A(×3)」モデル
購買心理の本質を押さえ、ビジネスを成功させる)

おすすめコメント

テレビショッピングの通販広告は似ている。なぜ似ているのかといえば、それが売れるからに他ならない。テレビ通販はもともと、九州の一事業者が、中央の大手企業に対抗するために始めたものだった。以来、試行錯誤が繰り返され、そのノウハウは磨き上げられてきた。本書は、その秘伝の「鉄板法則」を7つに分け、解説する。また、なぜそれが効果的なのかを、妹尾・分部の両心理学者が、心理学的に分析する。さらに、テレビ通販で培われたノウハウを、他のメディアに流用する方法論にも触れる。

著者紹介

香月 勝行 (カツキ マサユキ)  
株式会社電通九州ダイレクトマーケティング部所属。クリエーティブ、マーケティングの経験を融合した「結果の出る広告企画」が得意技
妹尾 武治 (セノオ タケハル)  
東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(心理学)。同大学IML特任研究員、日本学術振興会特別研究員(SPD)、ウーロンゴン大学客員研究員等を経て、九州大学芸術工学研究院において准教授
分部 利紘 (ワケベ トシヒロ)  
東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(心理学)。同大学院医学系研究科、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、福岡女学院大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)