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宇宙は無限か有限か

光文社新書 1037

出版社名 光文社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-334-04445-9
4-334-04445-X
税込価格 880円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

宇宙に「果て」はあるのか、ないのか。宇宙に「外側」はあるのか、ないのか。それとも…。最新の宇宙論の成果を交えて「根源的な問い」を考える。

目次

第1章 気が遠くなる大きさ
第2章 無限に続く宇宙とは
第3章 時空間は曲がっている
第4章 空間曲率の測り方
第5章 バリオン音響振動と空間曲率
第6章 有限に閉じた宇宙
第7章 無限大を手なずける
第8章 もし宇宙が無限だったら
第9章 有限と無限のはざま
第10章 情報の宇宙

おすすめコメント

私たちのまわりの空間はどこまでも果てしなく続いているように思われます。はたして、この空間は無限に続いているのでしょうか。それとも、十分に大きいだけで実際には有限に途切れているのでしょうか。「無限」というのは容易に人間が近づけるようなものではなく、有限の存在である人間を超越した存在です。ある天才数学者は、「無限」について考え続けた結果、狂気の淵に沈みました。もちろん、宇宙が無限なのかどうかは現代の科学では答えは出ていません。宇宙はどこかで有限に途切れているのか、それとも無限に続いているのか――。本書では、最新の宇宙論の成果を交えて多角的に想像をめぐらせていきます。

著者紹介

松原 隆彦 (マツバラ タカヒコ)  
1966年長野県生まれ。高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所・教授。京都大学理学部卒業。広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科、ジョンズホプキンス大学物理天文学科、名古屋大学大学院理学研究科などを経て現職。井上科学振興財団・井上研究奨励賞および日本天文学会・林忠四郎賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)