• 本

ボルヘス伝奇集 迷宮の夢見る虎

世界を読み解く一冊の本

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-7664-2562-8
4-7664-2562-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 210P 20cm

商品内容

要旨

20世紀文学の傑作(中の傑作)、ボルヘス『伝奇集』。この巧智あふれる書物に向き合い、その多彩な謎を鮮やかにとりだして再‐物語化しながら、虎、無限、円環、迷宮、永遠、夢といったテーマをめぐる探究を読者に誘いかける。ボルヘス流の仮構やたくらみを創造的に模倣しつつ語られた、まったく新しい画期的なボルヘス論。

目次

1 “ボルヘス”という秘め事
2 『伝奇集』の来歴
3 “完全なる図書館”の戦き
4 バベルの塔を再建すること
5 夢見られた私
6 震える磁石の針の先に
7 永遠に分岐しつづける小径

おすすめコメント

幻想小説の巨匠ボルヘス(1899−1986)が1944年に発表した短編小説集『伝奇集』を、その出自や読書遍歴、視力の喪失といったパーソナルヒストリーとも照らし合わせ読み解く、必読のボルヘス論。ルート・メタファーとしての「虎」を追い、ボルヘスの謎に迫る――。

著者紹介

今福 龍太 (イマフク リュウタ)  
文化人類学者・批評家。奄美自由大学主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)