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三の隣は五号室

中公文庫 な74−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-12-206813-1
4-12-206813-4
税込価格 704円
頁数・縦 246P 16cm

商品内容

要旨

傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。そして全員が去った。それぞれの跡形を残して―。今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。優しく心を揺さぶる著者最高作。第五二回谷崎潤一郎賞受賞。

おすすめコメント

今はもういない者たちの日々がこんなにもいとしい。小さな部屋に流れた半世紀を描いて、優しく心をゆさぶる著者会心作。谷崎潤一郎賞受賞。解説・村田沙耶香

出版社・メーカーコメント

今はもういない者たちの日々がこんなにもいとしい。小さな空間の半世紀を驚きの手法で活写する、アパート小説の金字塔。谷崎潤一郎賞受賞。〈解説〉村田沙耶香

著者紹介

長嶋 有 (ナガシマ ユウ)  
1972年生まれ。2001年「サイドカーに犬」で文學界新人賞、翌年「猛スピードで母は」で芥川賞、07年の『夕子ちゃんの近道』で第一回大江健三郎賞を受賞。16年『三の隣は五号室』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)