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足をどかしてくれませんか。 メディアは女たちの声を届けているか

出版社名 亜紀書房
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-7505-1625-7
4-7505-1625-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。女たちが考える“みんな”のためのジャーナリズム。

目次

「女性メディア研究者」の居場所探し―MeDi(メディア表現とダイバーシティを抜本的に検討する会)発足に至るまで
「女子アナ」から考察する日本社会―メディアと権力とジェンダーの関係について
つながることで変わること―女性ジャーナリスト勉強会の20年
特別対談01 ブルボンヌさん、どうして女装するのですか?
炎上の影に「働き方」あり!―メディアの働き方改革と表現を考える
ジェンダー炎上する広告やCM―市民は何に怒っているのか
ネットミソジニー―行き場のない憎しみが女性たちに向かっている
特別対談02 伊東さん、なぜ企業にとってダイバーシティは成長戦略の一つなのですか?
「殻」を破ろうとする韓国の女性たち―消される「声」に抗して
パーソナルな思い出と、フェミニズムについてのブックガイドのようなもの

おすすめコメント

みんな〉が心地よい表現を考える男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。  ――女たちが考える〈みんな〉のためのジャーナリズム。 「家事をするのはお母さんだけ」と断言するCM、いじめを笑いの種にするテレビのバラエティ。たびたび炎上するメディアのトップは、ほぼ男性で占められ、女性たちには決定権がない。メディアには「理想の女性」が闊歩し、女たちのリアルも声も消されている。メディアが世界の鏡なら、女やマイノリティの姿も映してほしい。 誰もが住みやすい社会にするために、メディアはどのように変わるべきなのか。ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが女性としての体験から、メディアのあるべき姿を考える。