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九十八歳になった私

講談社文庫 は5−10

出版社名 講談社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-06-518330-4
4-06-518330-8
税込価格 726円
頁数・縦 246P 15cm

商品内容

要旨

「一体今日は、いつなんだろう?もうすぐ九十八だ。多分」ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく、人生賛歌の物語。ああ、年を取るのはめんどくさい!

目次

九十八歳になる私
九十八歳になった私
国会解散の巻
ロボット君の巻
白紙の巻
病院に行ってましたの巻
女はこわいよの巻
プテラノドン退治の巻
九十九歳になっちゃうじゃないかの巻
メロンの娘の巻〔ほか〕

おすすめコメント

時は2046年、ひとり暮らす98歳の元小説家の「私」のもとを、さまざまな人が訪れる。橋本治流、痛快老人小説を文庫化!

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターを経て、’77年、小説『桃尻娘』を発表。以後、小説、評論、戯曲、エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。’96年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、’05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、’08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、’18年、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。’19年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)