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知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと

文春新書 1247

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-16-661247-5
4-16-661247-6
税込価格 1,045円
頁数・縦 415P 18cm

商品内容

要旨

哲学、古代文明、脳科学、司法、音楽、美術、近現代史、人工知能、神秘思想、論理学、宇宙、がん…知的世界をむさぼり尽くした。知の巨人が明かした思策と行動のすべて!

目次

北京時代と引き揚げ体験
幼少時代から高校まで
安保闘争と渡欧前夜
はじめてのヨーロッパ
文藝春秋時代からプロの物書きへ
二つの大旅行
「田中角栄研究」と青春の終わり
ロッキード裁判批判との闘い
宇宙、サル学、脳死、生命科学
立花ゼミ、田中真紀子、言論の自由
香月泰男、エーゲ、天皇と東大
がん罹患、武満徹、死ぬこと

出版社・メーカーコメント

立花隆を要約するのは非常に困難である。まさに万夫不当にして前人未踏の仕事の山だからだ。時の最高権力者を退陣に追い込んだ74年の「田中角栄研究ーその金脈と人脈」は氏の業績の筆頭として常に語られるが、ほぼ同時進行していた『日本共産党の研究』で左翼陣営に与えた激震はそれ以上のものがある。『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。

著者紹介

立花 隆 (タチバナ タカシ)  
1940年長崎県生まれ。64年東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋新社入社。66年退社し、翌年東京大学文学部哲学科に学士入学。在学中から文筆活動を始める。74年『文藝春秋』に発表した「田中角栄研究―その金脈と人脈」は時の総理大臣を退陣に追い込み、社会に大きな衝撃を与えた。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)