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黄犬(キーン)交遊抄

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-00-061388-0
4-00-061388-X
税込価格 2,860円
頁数・縦 261,3P 19cm

商品内容

要旨

日本文学研究の泰斗、ドナルド・キーンが世を去って一年。文学や日本美について平易な言葉で綴った多くの著書は、今なお人々を惹きつけてやまない。三島由紀夫、安部公房ら日本を代表する綺羅星のごとき知性との交遊を軸に、エッセイ・講演録でふり返る、不世出の学者ドナルド・キーンの限りなく美しい九十六年。

目次

キーンさんとの時間―序に代えて(角地幸男)
1 忘れ得ぬ人びと(ポール・ブルーム
オーティス・ケーリ
ジョゼフ・レヴェンソン ほか)
2 私の仕事部屋から(「日本学」事始め
私の日本文学史
文学者の書く歴史―伝記『明治天皇』への挑戦 ほか)
附 西ヶ原日乗(遠慮の名人
私とフランス語の本
伊勢神宮の式年遷宮 ほか)
いつも二人で―あとがきに代えて(キーン誠己)

おすすめコメント

日本文学研究の泰斗、ドナルド・キーンが世を去って一年。文学や日本美について平易な言葉で語った多くの著書は、今なお人々を惹きつけてやまない。綺羅星のごとき文学者たちとの交歓、学者としての華々しい活躍、そしてみずみずしい眼と心が捉えた日々のよろこび――。単行本未収録のエッセイ、講演録でふり返る、限りなく美しい九十六年の生涯。

著者紹介

キーン,ドナルド (キーン,ドナルド)   Keene,Donald
1922年、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。日本文学研究者、コロンビア大学名誉教授。40年、アーサー・ウエーリ訳『源氏物語』との出会いを契機に、日本の古典文学研究に打ち込むようになる。後年、コロンビア大学で教鞭を執るかたわら、戦後日本を代表する文学者らと親しく交わる。86年、コロンビア大学内に「ドナルド・キーン日本文化センター」設立。2002年文化功労者、08年文化勲章受章。他に読売文学賞(『百代の過客』、1985年)、朝日賞、毎日出版文化賞など賞歴多数。2011年、日本永住を決意し、翌年に日本国籍を取得。13年、「ドナルド・キーン・センター柏崎」オープン。19年2月24日、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)