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育てられない母親たち

祥伝社新書 596

出版社名 祥伝社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-396-11596-8
4-396-11596-2
税込価格 1,056円
頁数・縦 304P 18cm

商品内容

要旨

ニュースで虐待死事件が報じられるたびに、人々は親の鬼畜ぶりに怒り、児童相談所や教育委員会、学校の手落ちを批判する。しかし私たちは、児童虐待に4種類あることすら知らない。なぜ「虐待」や「育児困難」は増えるのか。どうすれば子どもたちを救えるのか。市井の人々のドラマを描きつづける著者が、リアルな事案24例を多面的に掘り下げ、社会病理の構造を浮き彫りにする。

目次

第1章 虐待にいたる道のり
第2章 育て方がわからない
第3章 この子さえいなければ…
第4章 心と体の疵
第5章 ポイズン
第6章 星の下に
第7章 子供が歩く路
第8章 救いの手はどこに

出版社・メーカーコメント

2018年度、児童相談所への児童虐待の相談件数は15万9850件にのぼり、前年度から2万6072件増加して、過去最多を更新した(厚生労働省)。ニュースで虐待死事件が報じられるたびに、人々は親の鬼畜ぶりに怒り、児童相談所や教育委員会、学校の手落ちを批判する。しかし私たちは、児童虐待に4種類あることすら知らない(本書16ページを参照)。なぜ「虐待」や「育児困難」は増えるのか。どうすれば子どもたちを救えるのか。■「完璧なママ」を演じようとして「虐待ママ」に ■特別養子に出したのは「たぶん、客の子」 ■子供とローンだけが残ったシングルマザー ■「この子と一緒に死ぬ」が口癖の女性 ■DV連鎖 ■毒親の支配――母は覚醒剤の密売人 ■児童相談所と「親子再統合」への道のり 市井の人々のドラマを描きつづける著者が、リアルな事案24例を多面的に掘り下げ、社会病理の構造を浮き彫りにする。石井光太ノンフィクション作家、小説家。1977年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の貧困、災害、事件などをテーマに取材・執筆活動を行なう。作品はルポ、小説のほか、児童書、エッセイ、漫画原作など多岐にわたる。著書に『「鬼畜」の家』(新潮社)、『虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか』(平凡社)などがある。

著者紹介

石井 光太 (イシイ コウタ)  
ノンフィクション作家、小説家。1977年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の貧困、災害、事件などをテーマに取材・執筆活動を行なう。作品はルポ、小説のほか、児童書、エッセイ、漫画原作など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)