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死体は語る 2

上野博士の法医学ノート

文春文庫 う12−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-16-791445-5
4-16-791445-X
税込価格 715円
頁数・縦 262P 16cm
シリーズ名 死体は語る

商品内容

要旨

焼け跡から発見された頸や顔が焼け焦げた母子の死体。監察医の著者は、焼死ではない、「絞殺死」だと見破る。その根拠とは?死斑の色に、まぶたの裏に、頭蓋骨の奥底に、本当の死因は隠されている。捜査機関から絶大な信頼を得た元監察医が、二万体を超す検死実績から導き出した、死体の声無き声を聴く「上野法医学」決定版。

目次

偽装を見破った話(死斑篇)
弁慶の立ち往生(死体硬直篇)
真冬の水風呂(体温の冷却篇)
死んでも髭や爪は伸びるのか(死体の乾燥篇)
青鬼・赤鬼・黒鬼・白鬼(死亡時刻の推定篇)
生前のきず、死後のきず(生活反応篇)
語らぬ死体が語り出す(出血・うっ血・溢血点篇)
顔がうっ血している死体(窒息篇・その1)
窒息死の謎を解け(窒息篇・その2)
耳から溺れる話(溺死篇・その1)
水中死体は溺死とは限らない(溺死編・その2)
メッタ刺しは小心者の仕業?(損傷編・その1)
飛び降り自殺は足から着地?(損傷編・その2)
頭部への衝撃が本当に怖い理由(損傷篇・その3)
外傷を見れば事件が分かる(交通外傷篇・その1)
墜落外傷と交通外傷は似ている(交通外傷篇・その2)
銃でどこを撃てば人は死ぬか(銃創篇)
火傷死、焼死、熱中症(その他の外因死篇・その1)
凍死、感電死、飢餓死(その他の外因死篇・その2)
生と死を考える(嬰児殺篇)
独り歩きをする毒物(中毒篇・その1)
青酸化合物、練炭ガス、サリン(中毒篇・その2)
酒は百薬の長か(中毒篇・その3)
砒素、トリカブト…まだある毒物(中毒篇・その4)
元気な人の突然死(内因性急死篇)
人はいかにして死ぬか(尊厳死、安楽死、終末医療篇)

著者紹介

上野 正彦 (ウエノ マサヒコ)  
1929(昭和4)年、茨城県生まれ。東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。59年、東京都監察医務院の監察医となる。84年から同院長となり、89年退官。以後、法医学評論家として執筆活動を始め、89年、初の著書『死体は語る』が、70万部を超える大ベストセラーとなる。その他、専門書、学術論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)