書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件
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「死」というものに真っすぐに向き合った作品。
- おすすめ度
- 好文堂本店 (長崎県長崎市)
京都の診療所を舞台に、在宅医療に関わる医師や看護師、
そして患者たちの6年間を追ったノンフィクション。
「死」を思うとき「自分は今どう生きているか」を考える。
読みながら、反省したり、ほっとしたり、悩んだり
フィクション以上に心に残る場面が多い。毎日を一生懸命に
生きようと思う作品。(2020年11月14日)
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商品内容
文学賞情報 |
2020年
第3回
ノンフィクション本大賞受賞 |
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要旨 |
「死ぬ前に家族と潮干狩りに行きたい…」患者の最期の望みを献身的に叶えていく医師と看護師たち。最期を迎える人と、そこに寄り添う人たちの姿を通して、終末期のあり方を考えるノンフィクション。 |
目次 |
プロローグ |
出版社・メーカーコメント
全国の書店員が選んだ 「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞」受賞作 ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。 2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。 「命の閉じ方」をレッスンする。 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。 残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。 在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。 私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。 佐々 涼子(ささ りょうこ) ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。 日本語教師を経てフリーライターに。 2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。 2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など数々の栄誉に輝いた。 2020年、『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)で第3回Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞を受賞。