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ハンセン病療養所と自治の歴史

出版社名 みすず書房
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-622-08883-7
4-622-08883-5
税込価格 5,940円
頁数・縦 405P 20cm

商品内容

要旨

願いを実現するために人びとがつながるとはどういうことか。病者の隔離と排除を目的とした施設は、連帯と解放の拠点たりうるか。瀬戸内の島、百年の精神史。

目次

第1部 第三区連合府県立外島保養院(自治の模索
作業制度と自治―一九三二年外島保養院作業改革を手がかりに
壊滅と移転)
第2部 国立療養所長島愛生園(国立療養所の設置と地域社会
創設期の入園者統制―『舎長会議事録』から
長島事件)
第3部 戦争と「自治」(総力戦下の長島愛生園
手放された自治―光明園から邑久光明園へ
戦後への展望)
補論(小川正子の晩景
鈴木重雄の社会復帰)

著者紹介

松岡 弘之 (マツオカ ヒロユキ)  
1976年、広島県福山市生まれ。2005年、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程哲学歴史学専攻単位修得退学。博士(文学、大阪市立大学)。専門は日本近現代史。2004年、岡山県ハンセン病問題関連史料調査専門員(2009年まで)。2004年、大阪市史料調査会調査員、ほかをへて、2015年より尼崎市立地域研究史料館職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)