書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 近年はキャッシュレス決済の主役に躍り出るなど、その存在感が増している「QRコード」。1994年にトヨタグループのデンソーが開発した、“日本発”国際標準の技術である。もとはトヨタ生産システムの効率化のための技術だったQRコードは、どのような経緯で開発され、世界に広まったのだろうか。本書では、QRコードの前身であるデンソー独自のバーコード「NDコード」の開発に始まり、国際標準化、そして多様な業界で使用されるまでのQRコードをめぐる歴史を紐解く。トヨタの「かんばん方式(ジャストインタイム)」でやり取りされる伝票をコンピュータ化するためにNDコードが開発され、自動車の製品多様化により増加した情報量を処理するためにQRコードが発明された。そして、QRコードは携帯電話に標準装備され、航空機のチケットに使われ、キャッシュレス決済にまで、実に広い用途に用いられることになる。著者は、神戸大学大学院経営学研究科教授、MITリサーチ・アフィリエイト。イノベーション、経営戦略、マーケティングを研究領域としている。 |
商品内容
要旨 |
トヨタの生産現場、デンソーでの研究開発、ユーザーによる新しい用途開発、そして、世界中のスマートフォンへ。日本発で国際標準になった稀有なイノベーション、50年の記録。 |
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目次 |
第1章 源流―アナログかんばんから電子かんばんへ(「かんばん」とNDコード |
おすすめコメント
トヨタの製造現場から、世界中のスマートフォンへ。日本発で誕生25年になるQRコードのイノベーションの軌跡。