• 本

美の進化 性選択は人間と動物をどう変えたか

出版社名 白揚社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-8269-0216-8
4-8269-0216-6
税込価格 3,740円
頁数・縦 462P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

「美のための美」はなぜ進化したのか?メスが美的感覚をもとに配偶者を選び、オスを改造していく―世界的鳥類学者が刺激的な新説を提唱し、華麗な鳥の羽から人間の同性愛まで、従来の進化論では解き明かせない美と性の謎に斬り込む野心作。ピューリッツァー賞(2018年)ファイナリスト。ニューヨークタイムズ紙「年間ベストブック10冊」(2017年)選出。

目次

ダーウィンの危険思想―美の進化はニヒリズムか?
美の生起―セイランの羽はどうしてできたか
マイコドリの求愛ダンス―行動と系統の生い立ち
美の革新と退廃―キガタヒメマイコドリの翼歌
カモのセックス―雌雄の軍拡競争とレイプ
野獣が生み出した美―ニワシドリのあずまやの謎
ロマンスよりもブロマンス―レックとオス同士の絆の進化
ヒトに生じた美―装飾とペニスの謎
快楽の生起―ヒトと類人猿のオーガズムの進化
「女の平和」効果―女性の性的自律性と「美による改造」
同性愛の進化―ヒトの性的選り好みはどう決まるのか
美による生命観―芸術と優生学を考える

著者紹介

プラム,リチャード・O. (プラム,リチャードO.)   Prum,Richard O.
イェール大学鳥類学教授、イェール・ピーボディ自然史博物館脊椎動物学部門主任学芸員。マッカーサー・フェローやグッゲンハイム・フェローなどを数々受賞
黒沢 令子 (クロサワ レイコ)  
鳥類生態学研究者、翻訳者。地球環境学博士。NPO法人バードリサーチで野外鳥類調査の傍ら、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)